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新たなアップデートで追加されたシナリオミッションは、久しぶりの対人間ユニットでした。赤砂と呼ばれる傭兵がたくさんおり、特に射撃ユニット全員が何かしら厄介な特性を持っています。例えば位置露呈状態のユニットへの警戒で必中クリティカルを当ててくる赤砂巡視者がいます。そしてもう1人、赤砂スナイパーが新しいスナイパー特性を持ち込んでやってきたわけですが、これがまたとんでもない代物でした。
〇狙撃手/名射手の目
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目玉は赤砂スナイパーがドロップする『狙撃手の目』と、セットボーナスである『名射手の目』です。戦闘中に切り替え可能なタイプのアビリティですが、見てわかる通り強い事しか書いていません。特に空の目状態での視野と攻撃可能距離の増加がひときわ目立ちます。
このゲームにおいて、射程を伸ばすという手段はかなり重要です。特にスナイパーは『影の狙撃』系によって敵の視野外から攻撃することに非常に大きな恩恵がありますので、敵の視野から外れて攻撃できる範囲が広がる『狙撃手の目』はとてもありがたいものです。

〇射距離17ビルド
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名射手の目』と『銃身強化』によって射程を最大限伸ばしたビルドです。以前どこかで紹介した普段使いのものを上書きするようにねじ込んだだけです。特筆すべきは、『名射手の目』のために入れなければならない特性の関係上必然的に『百発百中』も発動できる点です。これは状況によってステータスのバフデバフを得られるという、なかなか便利な『精密な狙撃』の効果を倍にするものですが、例えば防御率を下げる効果を選べば10%下げられます。『名射手の目』にはちゃっかり『スキルフル狙撃』と同様の効果もついていますので、このビルドだと防御率の軽減量だけで考えても53%の上『突破口』で半減がかかります。かなりの相手を無防御にできるでしょう。
正直射距離は1伸びるだけでも大きいので『狙撃手の目』だけにとどめておいて、コストと効果がちょっとアンバランスな『名射手』と『ヘッドショット』を別のものに置き換えるのも全然ありです。

〇おまけ 『報復射撃』型
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同じく赤砂スナイパーが持ってきた『報復射撃』(巡視者のものと名前がかぶっているのは大丈夫なんですかね?)を組み込んだものになります。コンセプトは堅い野獣をエサにして『報復射撃』でバンバン倒すというだけのものです。ただ、何となく『報復射撃』の仕様がおかしい気がしていて、条件を満たしているはずなのに攻撃が発生しなかったりしたのでおまけ程度に載せておきます。

〇距離17ってどのくらい?
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射距離17はここから見えているすべての敵が入っています。このビルドだと視野=射程なので当然と言えば当然ですが。通常敵の視野は12~13が多いため、『影の狙撃』の条件である全敵の視野外という縛りを抜けやすくなります。例えばムンゴキングなんかは視野外から『精密な狙撃』で遅延効果を選んでずっと狙撃していれば完封できましたし、ほぼすべてのムンゴに混乱をばらまきながら掃討できました。この手のゲームで距離のアドバンテージがあるというのは強いです。
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これだけの距離離れていても狙撃可能なのですから位置取りがしやすいですね。敵との距離が離れるということは、自身が攻撃されにくいということでもあるので生存性も若干上がったと思います。

〇もう一つの目
射程のことに着目した内容となりましたが、この『名射手の目』はまだ可能性を秘めています。もう一方の死神の目状態ではヘッドショット率を20%も増加させます。これを踏まえていま存在するヘッドショット率を上げる特性をすべて盛り込めば、75%(幸運時85%)まで発生率を跳ね上げることができます。ここにジゼルのアビリティ[目標確認]を加えれば90%(100%)にまでなるので、ほぼヘッドショット前提でダメージ計算をすることができます。

〇終わりに
効果も単純明快で強力なものなので、ややあっさりとした記事となってしまいました。
唯一の問題として、これは仕方のないところなのですが、特性1つで完結してしまうので敵のスナイパーも当たり前のようにこれを使って射程を増やしてくるという点があります。超遠距離から『報復射撃』や『支援射撃』が飛んでくる可能性を考えておく必要があるでしょう。

これからは人間ユニットとの戦いがメインとなりそうですし、新しい特性がどんどん追加されていくのではないでしょうか。どんなものが出てくるのかが楽しみです。残りのサーペント・トライスターズのクラスと装備も注目ですね。